Camera Lense
単焦点レンズとズームレンズ
単焦点レンズ
焦点距離が固定されているレンズ
メリット
ズームレンズに比べて画質がいい
口径が大きいので低照度のシーンでも明るく撮ることができる
より浅い被写界深度で撮ることができる
ズームレンズ
中のレンズを調整することで焦点距離を変えることができるレンズ
メリット
レンズ交換の手間が省ける
ズーム撮影ができる
焦点距離と画角
焦点距離とは、ピントを合わせた時のカメラのイメージセンサーからレンズまでの距離
焦点距離が長いと画角自体が狭くなるが、遠い距離まで撮影ができる(望遠)
焦点距離が短いと撮影距離が短くなり、広い画角で撮影ができる(広角)
https://gyazo.com/11f59760eca63dcdcbd873dab1b002ea
レンズの種類
Extreme Wide Angle / Fisheye(超広角 / 魚眼)
焦点距離24mm以下・標準に比べて画角がかなり広いレンズ
画角が広いのでクローズアップショットと風景を同時に写すことが可能
魚眼レンズはショットの不自然さを視聴者にそのまま感情として訴えかけることができる
広角と魚眼の違い
歪曲収差に画角がより広い範囲をとると画面の外側にむけて歪みが生じる
その歪みを修正してできるだけ現実に近くして撮るレンズが広角レンズ
逆に歪みを修正せずにそのまま撮るレンズが魚眼レンズ
Wide Angle(広角)
焦点距離が24〜35mm・標準に比べて画角が広いレンズ
歪みが少ないのでマスターショットやワイドショットを撮るのにも適している
また、横の動きを強調するショットなど(キャラクターが別のキャラクターを追いかけたり、キャラクター同士が対峙したり)にも適している
広角レンズを使うことによって狭い空間でのキャラクター同士の距離感も遠く離れているように感じさせることができる
Standard(標準)
焦点距離が35〜50mmのレンズ
別名「通常レンズ」
最も人間の目に近いショットやシンプルなショットを撮るのに適している
視聴者が最も物語をそのまま体感しているように感じたりできるのも標準レンズ
Telephoto(望遠)
焦点距離が70mm以上・標準に比べて画角が狭いレンズ
空間の圧縮効果により画面を平坦にみせる
遠くからその光景を眺めているような表現ができる
また遠くから覗いているような感じなので視聴者に秘密性や盗撮的な感覚を与えることもできる
Macro(マクロ)
決まった焦点距離はない
エクストリームクローズアップショットを鮮明に撮るのに役立つ
マクロレンズで重要なのは倍率と最短撮影距離
倍率は被写体に背景をどれだけ含めたいかなどにより変更するとよい
よくサスペンスの手がかりを拡大して撮るときにみかける
Tilt Shift(ティルトシフト)
カメラ本体を動かさなくてもレンズを上下左右傾けて自在にピント位置と遠近感を調節することができる
逆ティルト(レンズを上に向けることでピントが合うエリアが狭くなる)で1箇所だけピントを合わせてジオラマ風の表現なども可能
単焦点レンズのみでズームレンズはない
またオートフォーカスもできない